「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドラインの手引き」その1
機械式立体駐車場の安全性の一層の向上を図るために設置された「機械式立体駐車場の安全対策検討委員会」(平成25年11月設置)において計4回検討され、平成26年3月にその報告書が取りまとめられました。この報告書を踏まえて作成されたのが「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」で、その概要は以前当ホームページで紹介させていただきました。このガイドラインには、機械式立体駐車場に関わる製造者、設置者、管理者、利用者が先ず早期に取り組むべき事項が記載されており、関係団体には安全対策の強化及び適正利用の周知の要請がありました。そしてこの度、一般の方にも一層分かりやすい「ガイドラインの手引き」が、今月13日に国土交通省から公表されましたのでお知らせいたします。この「ガイドラインの手引き」には、ガイドラインに基づく安全対策の具体的な実践例や関連する過去の事故事例等が掲載されており、また写真やイラストも交えて解説されています。
「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドラインの手引き」は、Ⅰ:総則、 Ⅱ:製造者の取組、Ⅲ:設置者の取組、Ⅳ:管理者の取組、Ⅴ:利用者の取組、Ⅵ:関係主体間の連携・協働による取組から構成されています。マンションの場合、管理組合がこの手引きの管理者に該当し、また住民の皆様がこの手引きの利用者に該当します。「管理者の取組」の内容については次回、「利用者の取組」の内容についてはその次にお知らせしたいと思います。