マンション管理適正評価制度 登録状況等
国の「管理計画認定制度」と、マンション管理業協会による「マンション管理適正評価制度」が令和4年から始まりましたが、「管理計画認定制度」により認定されたマンション、国の「管理計画認定制度」と、マンション管理業協会による「マンション管理適正評価制度」が令和4年から始まりましたが、「管理計画認定制度」により認定されたマンション、「マンション管理適正評価制度」に登録したマンションが、徐々に増えてきています。
マンション管理センターの閲覧サイトを見ますと、現在1349件のマンションが認定を受けており、マンション管理業協会の発表によりますと、9月末時点で5798件のマンションが登録しています。その5798件の内訳は次のとおりです。
★5つ 1639件(そのうち国の認定を受けているのは687件)
★4つ 2448件(そのうち国の認定を受けているのは160件)
★3つ 1362件(そのうち国の認定を受けているのは1件)
★2つ 346件
★1つ 2件
「管理計画認定制度」により認定されたマンションは1件を除いて全て、「マンション管理適正評価制度」において★5つか★4つを取っています。
戸数別では、100戸以下のマンションが84%を占めており、竣工年別で見ますと、1991年~2000年が30%、2001年~2010年が26%、1981年~1990年が17%ですので、築30年前後のマンションの登録が多くなっています。築年数が経るにつれ★5つを取るのが難しくなるなかで、1971年~1980年竣工(築40年~50年程度)のマンションでも★5つを獲得しているマンション(全体の6%)もあります。
なお、「マンション管理適正評価制度」の評価は、次の5つの大きな項目で評価されます。
1. 管理体制(20点満点)
2. 建築・設備(20点満点)
3. 管理組合収支(40点満点)
4. 耐震性(10点満点)
5. 生活関連(10点満点)
登録マンションでは、1~4については7割以上の得点を獲得していますが、5の生活関連については、半分以下の得点しか獲得されておらず、緊急連絡体制や名簿の備えは出来ていても、消防訓練の実施や防災対策を講じていないマンションが多いようです。
詳しい内容は、マンション管理業協会が公表している資料をご覧ください。
マンション管理適正評価制度 登録状況等について
(2024年度 第2四半期終了時点)