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文京区のマンション管理士派遣制度

 毎日新聞の地方版の記事によりますと、東京都文京区は、長期修繕計画作成費(上限50万円)、劣化診断調査費(上限50万円)、共用部分改修費用(上限100万円)など総計約1600万円が2018年度予算に盛り込まれ、そのうち、東京都23区では初めての分譲マンションの管理組合設置のために専門家を無償で派遣する事業が含まれているとのことです。
 文京区の区住環境課によりますと、区内の約1900棟の分譲マンションのうち約130棟が、居住者が少ないことや分譲の時期が古いことなどの理由で管理組合を設置していないようです。割合は約7%ですが、文京区だけでもこれだけの数のマンションで管理組合が存在していないことに驚きます。そのため文京区は、管理組合の設立や管理規約の制定などについて助言・提案等を行うマンション管理士を会合等に無料で派遣するとしています。
この助成制度を利用するには、まず派遣希望日の2週間前までに「文京区分譲マンション管理組合設立支援マンション管理士派遣申請書」を区に提出しなければなりません。申請後、派遣が適当であるかどうかが審査されて、決定されれば派遣の通知が届きます。派遣時間は1回につき2時間で、1年間で4回までだそうです。文京区だけでなく、マンション管理士等のマンション管理アドバイザー派遣事業を行っている自治体はありますので、ホームページ等をご覧いただき是非活用していただければと思います。
文京区の派遣制度の詳細は下記のパンフレットをご覧ください。

パンフレット

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