大阪880万人訓練
今日9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災の教訓を忘れないという意味と、例年8月31日と9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、災害への備えを怠らないようにとの戒めも含めて、1960年(昭和35年)に内閣の閣議了解により制定されました。また9月1日の日を含む1週間を「防災週間」と定められました。
一昨年から始まりました「大阪880万人訓練」が今年も9月5日(金)に実施されます。この訓練では、携帯電話に訓練情報が送信されますが、災害発生時にきちんと行動するために、実際にどのようにして情報を入手して、対応すればよいか理解をしておく必要があります。震災対応を含め、災害時の対応として一般的に次の3つが考えられます。
① 公助(公的な備えと対応)
② 共助(地域での備えと助け合い)
③ 自助(自分自身で備え、自力で身体を守る)
マンションは、それ自体が共助の1つの単位だと言え、その共助の担い手は管理組合ということになります。と同時に住民の方一人一人が自らも共助の担い手であることを自覚することが重要で、また、共助と自助の間に当たる「互助」(隣近所、同フロアーでの助け合い)も非常に重要です。9月5日に訓練が行われますが、災害がいつ起こってもあわてず行動が出来るよう、事前に備えのポイントをチェックしておいて下さい。それが「自助」のひとつになります。備えのポイントとして挙げられるのは次のような事が考えられますので、この際に是非チェックしてみて下さい。
■ 家の中で一番安全な場所の確認
■ 停電に備えてラジオや懐中電灯の準備
■ 避難生活のための食料品および飲料水(3日分)
■ 救急医療品の準備
■ 家具の転倒・落下防止策の確認
■ 避難場所および避難路の確認
■ 家族が離れ離れになった際の連絡方法等の確認
【訓練実施日時】
9月5日(金)午前11時開始 地震発生
【訓練方法】
訓練前:地震や津波が発生したときに、どのような行動をするかを考えておく。
訓練当日:考えておいた訓練行動をする。
訓練後:地震や津波が発生したときに、命を守る行動ができるかどうか再確認する。
【緊急速報メール】
ドコモ、ソフトバンク、KDDIの携帯電話各社から訓練用メールが発信されます。 マナーモードでも着信音が鳴りますので、着信音が鳴ると困る場合は、必ず電源を切って下さい。大阪府から全府民へのメール(大津波警報)は、午前11時03分ごろに各自治体からメールは自治体によって違いますが、早いところでは堺市が午前11時05分ごろ、一番遅いところで豊能町が午前11時33分に緊急速報メール(大津波警報に伴う避難情報)が発信されます。また各自治体で独自の訓練が予定されていますので、それぞれの自治体のホームページで確認しておいて下さい。