高知市マンション管理適正化推進計画について その3
高知市の考える施策は次の3つです。
施策1:管理状況の把握の推進
*定期的な実態調査(アンケート等)の実施
施策2:管理適正化のための支援等
*管理計画認定制度の運用
*長寿命化に資する大規模修繕工事を行ったマンションに対する固定資産税の減額措置(※減額措置期間は令和5年4月1日~令和7年3月31日、減額割合は1/3)
*管理組合に対する助言・指導等
施策3:管理適正化に関する普及啓発
*マンションの管理適正化に関する情報提供、セミナーの案内又は開催の検討等
*市からの情報提供
施策2の「管理組合に対する助言・指導等」の判断基準の目安は、①管理組合の運営について、管理者等が定められていないことや、総会が年1回以上開催されていない場合、②管理規約が作成されていない、または必要に応じて改正されておらず古いままである場合、③管理費と修繕積立金とを明確に区分経理せずに管理されている場合、④長期修繕計画が作成されていない又は見直しがされていない場合や適時適切な維持修繕を行うための修繕積立金が積み立てられていない場合です。これらの目安は、すべて「マンション管理計画認定制度」の認定基準となっています。
目標としては、次のよう数字を掲げています。
施策1は、実態調査(アンケート等)回答率80%
施策2は、管理計画の認定件数(累計)10件
施策3は、年に1回以上の情報提供(セミナーの案内等を含む)
次回は、第4章「管理組合によるマンションの適正化に関する指針」と第5章「計画の推進に向けて」です。