住宅金融支援機構が修繕積立金を融資
本日の日本経済新聞によりますと、一般金融機関の貸付債権の譲受け等の業務を行っている住宅金融支援機構は、マンション所有者が自宅を担保にして毎月の支払い修繕積立金の融資を受けられるサービスを今年中に投入するようです。
記事によりますと毎月の修繕積立金を将来分もまとめて貸し出すようですが、この「まとめて」があまりよく分かりません。
修繕積立金用として纏めて何百万円が融資されるのか、それとも融資額を何百万円として毎月の支払いを代わってしてくれるのか。もし、まとめて何百万円を融資されたとしたら、全額を修繕積立金として管理組合に収めるのか、それとも自分で管理して毎月支払っていくのか。自分で管理して支払うのであれば、通常のリバースモーゲージと変わりませんので、この方法ではないと思いますが、管理組合への修繕積立金の収め方が記事を読んだだけではよく分かりません。住宅金融支援機構のホームページも閲覧しましたが、これに関する情報がまだありませんでした。
また記事には、「管理会社は修繕積立金を事前に確保でき、滞納の心配がなくなる。積立金の値上げなど住民負担が増えるタイミングで活用すれば意見集約がしやすくなるメリットもあるとみられる。」とあります。この内容も、記事だけでは内容があまり理解できません。
今後築40年を超える高経年物件が増えること、それと並行して滞納問題や空家問題が増加することにより修繕積立金が不足することを危惧して、今回のリバースモーゲージのマンション修繕版を構築されたものですので、今後の詳しい内容の発表を待ちたいと思います。