標準管理規約の見直しワーキンググループの第1回目
標準管理規約の見直し及び管理計画認定制度のあり方に関するワーキンググループの第1回目が30日に開催され、傍聴しました。
ワーキンググループの委員は以下の方々です。
(座長)
齊藤 広子 横浜市立大学国際教養学部教授
(委員)
戎 正晴 弁護士
江守 芙実 公益財団法人日本建築家協会(株式会社江守建築設計)
鎌野 邦樹 早稲田大学法学学術院法務研究科教授
久保 依子 一般社団法人マンション管理業協会専門委員
櫻井 雅彦 東京都住宅政策本部民間住宅部マンション課マンショ
ン施策推進担当課長
佐藤 元 弁護士・横浜市立大学大学院都市社会文化研究科客員
准教授
塩﨑 雄 所沢市街づくり計画部街づくり計画担当参事
瀬下 義浩 一般社団法人日本マンション管理士会連合会会長
武田 知士 堺市建築都市局住宅部住宅施策推進課長
出口 健敬 一般社団法人不動産協会事務局長代理
中野谷昌司 一般社団法人マンション計画修繕施工協会専務理事
藤木 賢和 特定非営利法人全国マンション管理組合連合会理事
藤木 亮介 明海大学不動産学部准教授
山根 浩司 公益財団法人マンション管理センター執行理事
(関係行政機関)
法務省民事局
国土交通省不動産・建設経済局参事官付
(事務局)
国土交通省住宅局参事官(マンション・賃貸住宅担当)付
このワーキンググループで、マンション標準管理規約の見直しについて検討される主な内容は、次の内容です。
• デジタル技術の活用(ITを活用した監査、遠隔地での規約の閲覧など)
• EV用充電設備の設置推進(使用細則の必要性、決議要件の明確化など)
• 管理業者が管理者となる場合への対応
• 所在不明への対応(組合員名簿の更新等、所在不明等区分所有者の探索費用の請求など)
• 図書の保管(規約原本の更新、総会資料の保管など)
• 管理に関する情報開示(修繕積立金の変更予定、修繕積立金の不足金額の明確化など)
• 宅配ボックス、置き配(決議要件の明確化、優良な使用細則例の検討など)
• 管理運営等に影響を及ぼす事案の発生への対応
• 管理費等の徴収に係る費用の整理
• 区分所有法制の改正への対応
第1回目は、上2つの「デジタル技術の活用」と「EV用充電設備の設置推進」について検討がなされました。残りの項目については、第2回(R5年11月)、第3回(R5年12月)に検討され、第4回(R6年1月)にパブリックコメント案が提示されます。その後、第5回、第6回を経て、R5年度末を目途にマンション標準管理規約が改正される予定だそうです。