高層マンションの固定資産税の見直し概要
1ヶ月前、このトピックス欄に「タワーマンション高層階 増税」という記事を投稿しましたが、総務省が検討している固定資産税見直し案の概要がわかったそうです。
前回お伝えしました内容は、高層マンションの中間層は現行制度と同じ評価額で、中間層よりも高層の階を段階的に引き上げ、一方中間層よりも低層の階は引き下げるというものでした。今回わかった内容は、もう少し詳細な内容で、1階上がるごとに税額が増えるようにして、たとえば今の制度で各戸の固定資産税額が20万円になる40階建てのマンションの場合ですと、新たな仕組みを適用すると1階が19万円になり、階が上がるごとに額が増えていき、40階では21万円になります。最上階と1階との差額は2万円です。30階建てのマンションになりますと、この差額は小さくなります。このように、最上階は1階の10%程度高くするようで、これも前回お伝えした事ですが、既存の高層マンションは見直しの対象外で、2018年以降に引き渡す20階建て以上の新築マンションが固定資産税の見直しの対象となります。
与党の税制調査会でこれらの内容を議論して、2017年度の税制改正大綱に盛り込む予定だそうです。