「マンション標準管理委託契約書」が改定
国土交通省が、「マンション標準管理委託契約書」及び「マンション標準管理委託契約書コメント」の改定を3月9日に発表しました。改定の概要は次のとおりです
<1.改正個人情報保護法に対応した見直し>
改正個人情報保護法により、平成29 年5月から個人情報を取り扱うすべての事業
者が個人情報保護法の適用対象となることに対応した変更。
<2.反社会的勢力の排除条項の追加>
マンション標準管理規約の改正(平成28 年3月)で暴力団等の排除規定が新たに
設けられたことなどを踏まえ、マンション管理業者自身が反社会的勢力に該当しない
ことを確約し、違反した場合には、管理組合が本契約を解除することができる旨の規
定を追加。
<3.理事会及び総会支援業務の記載の明確化>
理事会及び総会支援業務のうちの一部について、その支援業務の内容に関してトラ
ブルを防止するため、管理組合及びマンション管理業者が協議して決定することが望
ましい旨などを記載。
<4.その他、管理業務の実績を踏まえた主な改定項目>
・管理対象部分に宅配ボックス等を追加
・マンション管理業者に別途委託するコミュニティ活動業務の支援内容を修正
・マンション管理業者が各区分所有者から専有部分内の設備の修繕等で対応を求め
られることがある現状を踏まえ、こうした場合の考え方をコメントに追加
・高齢化の進展に伴い、マンション管理業者による主に高齢者等の特定の居住者を対
象とする業務が想定されるが、こうした場合の考え方をコメントに追加
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マンション標準管理委託契約書等 新旧対照表