第1回「マンションの新たな管理ルールに関する検討会」
お知らせしましたように、国土交通省は1月10日に第1回「マンションの新たな管理ルールに関する検討会」が開催されました。
座長には福井秀夫・政策研究大学院大学教授が就任。その他委員として、浅見泰司・東京大学空間情報科学研究センター教授、吉田修平弁護士、親泊哲・日本マンション管理士会連合会会長が務めています。
今回は初回ということで、委員がそれぞれの立場から現状と課題について報告があり、管理に専門家を活用する必要性に言及した意見が目立っていたようです。ただ注目されている第三者管理者方式に関しては、管理組合財産が毀損された場合の保全措置、管理者の資格要件等のルールが整備されていない点が指摘されており、検討会でも「理事会を不要とする方式には懸念がある」という意見もあったようです。
今後4月以降に、暴力団などの反社会勢力の排除規定の標準管理規約への盛り込みや、専門家活用の際のルール整備の具体的検討を行う予定です。