第9回「マンションの新たな管理ルールに関する検討会」
第9回「マンションの新たな管理ルールに関する検討会」が8月29日に開催され、規約等改正骨子案、専門家活用類型などが提示された。
今回提示された専門家活用の類型は4パターン。
① 役員外の顧問等に就任
② 役員として監事・理事・理事長等に就任(理事・監事外部専門家型、理事長外部専門家型)
③ 特定問題担当等の管理者に就任(外部管理者理事会監督型)
④ 理事会廃止で管理者に就任(外部管理者総会監督型)
また標準管理規約等の改正に関しての論点は、12項目が示された。
① 管理の範囲、定義の再確認
② 管理組合と自治会の関係整理
③ 「地域コミュニティーにも配慮した居住者間のコミュニティー形成」の取り扱い
④ 価値割合に応じた議決権割合、土地持分割合、共益費等の設定
⑤ 専門家の属性、能力評価、育成方法
⑥ 役員報酬
⑦ 駐車場の使用方法
⑧ 管理に関する情報開示
⑨ 専有部分の修繕に係る理事会決議
⑩ 滞納管理費の回収への措置
⑪ 白紙委任状の取り扱いについて
⑫ 管理における長期的なマネジメントの視点について
今年4月に計画していたパブリックコメントはかなり遅れるようで、9月末開催予定の第10回検討会を経て10月に実施するようであるが、これも単なる見込みでそれ以上に
ずれ込む可能性はありそうだ。