マンション管理業者への全国一斉立入検査結果(平成25年度)
国土交通省がマンション管理業者への全国一斉立入検査を毎年行っていますが、平成25年度の結果が発表されました。
平成25年度は、全国のマンション管理業者のうち128社(昨年度は154社)が任意抽出されて、管理業務主任者の設置、重要事項の説明等、契約の成立時の書面の交付、財産の分別管理及び管理事務の報告の5つの重要項目を中心に立入検査が行われたようです。その結果、50社が是正指導(指導率39.1%、昨年度は44.2%)を受けています。昨年に比べて違反者は減少しているようですが、まだまだマンション適正化法の制度改正の認識が十分になされていない状況です。
適正化法の各条項ごとの是正指導社数は下記のとおりで、( )内は昨年度の数です。
管理業務主任者の設置(法第56条関係) 2社( 2社)
重要事項の説明等(法第72条関係) 41社( 25社)
契約の成立時の書面の交付(法第73条関係) 24社( 17社)
財産の分別管理(法第76条関係) 21社( 0社)
管理事務の報告(法第77条関係) 13社( 13社)