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中古マンション戸単位対応瑕疵保険

これまで中古マンションの瑕疵保険で戸単位で加入しようとすると、一棟全体の現場検査が必要なため保険加入時の現場検査費用が高額(50万円前後)となり、戸単位の加入は困難で現実的ではなかった。そこでネックとなっていたこの一棟単位の検査について、新築時に行う確認検査の資料を活用することによって検査費用を削減し、合理化を実施した瑕疵保険商品がこの度誕生した。欠陥が見つかったときの支払限度額は1000万円で、原則売主が保険料を支払う。
住宅保証機構と日本住宅保証検査機構(JIO)が、国土交通省から6月15日付でこの商品の販売認可を受けており、対象となるのは下記の4つのいずれかである。
 ① 建設住宅性能評価を取得している住宅
 ② 昭和56年6月以降に建築確認を受け検査済証を取得している住宅
 ③ 住宅性能保証制度登録住宅
 ④ 住宅瑕疵担保責任保険付き住宅
瑕疵担保保険が付いていれば、中古マンションの購入を考えている人には安心感があって買いやすく、流通事業者にとっても販売しやすくなる。来週には消費税増税法案が可決されるようであるが、増税されれば住宅購入コストが増えて、住宅市況が大幅に落ち込むことを国土交通省は警戒しており、この新保険でマンションを含めた中古住宅市場を活性化させたいようである。

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