大規模修繕工事を継続する場合のコロナ対策例
緊急事態宣言が発出されたことで、大手ゼネコンを初め、各建設会社から工事の一時中止が発表されていること、そして、大規模修繕工事の主な施工業者においても、管理組合様との協議の上で中止するところもあることを、前回お伝えしましたが、工事の進捗状況によっては工事費用が嵩むなどで、中止することが非常に難しい管理組合様が多いと思います。
そこで、継続する場合の対応策として、(株)ビケンテックの一例をご紹介させていただきましたが、各社の対応策を以下のようにまとめてみました。
既に実施されている項目もあると思いますが、これから、理事会等にて対応策をご検討されるところは、ご参考にしていただければと思います。
□ 工事関係者は、毎朝自宅で体温を測定して記録する。
□ 現場代理人は、毎日の入場者名簿を作成して、体温を記録する。
※37.5度以上あった場合は、現場に入ることを禁ずる。
□ 現場事務所及び作業員休憩所に出入りする際には、アルコール消毒液で手を消毒する。
また、ドアノブの消毒を励行する。
□ 現場入退場時及び休憩毎作業前後には、手の消毒、薬用石鹸での手洗い、うがいをする。
□ 現場事務所及び作業員休憩所の換気を定期的に行う。
□ マンション内で手を触れる箇所(現場事務所扉、トイレ扉、足場入場扉、館内入退場扉、
エレベーター内)の消毒又は拭き取り清掃を行う。
□ エレベーターは原則として、最上階のみの限定使用とする。(現場代理人を除く。)
□ 工具類使用時(出し入れの際も含む。)の手袋の着用、消毒を推奨する。
□ 車通勤を推奨する。(現場状況次第)
□ 住民の方との接触を避けるため、在宅工事の工期の見直しを行う。
(管理組合との協議のうえ)
□ マンション内での5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)を普段以上に励行する。
□ プライベートにおいても、「3つの密」にあたる場所へは行かない。