マンションエントランスのひさしが落下
27日午前9時40分頃、東京都渋谷区にあるマンションのエントランスのひさしが落下しました。補修のための点検をしていた作業員3人のうち2人が脚立に乗って、ひさしの下から腐食状況を点検していたところ、突然ひさしが落下してきて下敷きになってしましました。すぐに病院に搬送されましたが、一人は死亡したとのことです。
落下したひさしは、鉄製で縦2.7メートル、横2.4メートル、厚さ30センチ、重さは約300キロとみられ、高さ2.6メートルの高さに設置されていました。救助しようとした男性数人が、自ら持ち上げようとしたそうですが、持ち上げられないほどの重さだったそうで、びくともしなかったようです。
ひさしは1年間ほどまえから腐食が進んでおり、傾いた状況のようでした。また、外壁のレンガ(レンガ調かもしれません)もかなり劣化しているようで、あまりメンテナンスが行き届いていないように見えます。
マンションは渋谷区恵比寿駅の東側に立地し、大使館や大学、総合病院が多い一方で、商店街や銭湯など下町的な風情も残っている場所にあります。築40年以上経つ地上6階建、総戸数10戸、専有面積は77~88㎡ぐらいで、立地が良いことから、流通相場は6,700万~7,000万円ぐらいのようでが、メンテナンスがしっかりされていれば、もっと高くなるのかもしれません。