パナソニックが大阪吹田にスマートタウン
パナソニックを含む14社が参画する「Suitaサスティナブル・スマートタウン(SST)」が、2022年春に開業されます。このSSTは「健康で生き生きとした明日を提供しつづけるために、住民一人ひとりに寄り添い、その時々に合わせて変化しつづける街」をコンセプトにしており、大阪府吹田市にある約2万3千平方メートルのパナソニック工場跡地を活用した「スマートタウン」で、近隣で現在進んでいる健康医療をテーマとした再開発エリア「北大阪健康医療都市」と連携する、次世代の街づくりのモデルケースとなります。
サービス付き高齢者住宅(サ高住)やシニア向けの分譲マンション、ファミリー向け分譲マンションなど365戸が供給され、パナソニックは、得意とするセンシング技術を活用して住人の健康を見守ります。サ高住の部屋の内部に設置されたカメラや家電製品のリモコン操作の履歴から、認知症特有の行動や操作などを検知し分析して、認知症の兆候の早期発見に取り組み、認知症の兆候が見られた人を対象とした緩和プログラムも導入して、早期発見からケアまでのトータルでのサービスを提供するようです。また、不審な行動をする人や高齢者の転倒を検知する仕組み、エントランスの解錠のための顔認証技術も導入します。
以前にもお知らせしましたが、東急不動産が分譲した「ブランズシティ世田谷中町」や、三菱地所レジデンスが分譲中の「ザ・パークハウス塚口」のような、今、「健康」をテーマとして健康管理を付加価値にしたマンションが増えてきています。
このSSTの近隣には、吹田操車場の跡地で、「健康・医療」をコンセプトに街づくりが進められている「北大阪健康医療都市(健都)」があり、ここには既に国立循環器病研究センター(国循)が移転建替、吹田市民病院も移転してきており、今後も医療関連企業や研究機関が誘致・集積される予定で、パナソニックのスマートタウンは、この「北大阪健康医療都市(健都)」と連携して、供給する分譲マンションに健康医療サービスを提供していくとのことです。