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来年1月、火災保険料が6~8%値上げ

 昨年10月に火災保険料が値上げされたばかりですが、来年2021年1月にまた保険料が値上げされます。損害保険会社大手4社は、2015年10月に2~4%、2019年10月に6~7%保険料を引き上げましたが、今回はそれを上回る6~8%の引き上げとなります。
 2019年の値上げは、2016年度までの保険統計データーに基づいたもので、2017年度や2018年度の保険金支払(損害保険会社の損害)のデーターが反映されていませんでした。特に2018年度は、西日本豪雨や台風21号などの自然災害の影響で過去最大の1兆5695億円の保険金の支払いがあり、過去最大の2004年度の約7400万円の2倍以上となりましたが、この支払保険金が、2019年10月の値上げには反映されていませんでしたので、2021年1月の保険料は、これを反映したものとなります。


 先週末から九州地方で梅雨前線が活発となり、特に熊本では球磨川が氾濫し、多大な被害が出ていますが、その熊本県がマンション保険で最大の値上げになる見通しです。平均でプラス24.1%(築5年未満のマンションは1.4%、築10年以上は30.3%)の値上げです。
 また、火災保険とセットで加入する地震保険の方も、同じく2021年1月に値上げされます。地震保険の保険料率を3段階に分けて引き上げられる予定で、今回は最後の3段階目にあたり、平均5.1%引き上げられます。
 マンションの火災保険や地震保険の契約又は更新は総会の決議が必要となりますので、余裕をもって、今から保険契約の残年数と値上げ保険料とを比較検討して、契約の見直しの有無を決めていただきたいと思います。

 改定前後の地震保険料例:各社共通(損保ジャパンホームページより)

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