福岡市内マンションの傾斜問題(3)
福岡市内のマンションの傾斜問題で、やっと販売業者が住民に対して謝罪しました。
マンションを販売したのはJR九州、若築建設、福岡綜合開発(現・福岡商事)の3社で、今までは、主要構造部への影響は無いと回答し続け、傾斜の原因は地震の影響であろうとして施工の不備を認めていませんでしたが、杭の支持層への未達を認め、8日に行われた住民との協議会で謝罪しました。
今後は、真摯に対応していくとのことですが、前々回もお伝えしたように、支持層への杭の未達だけの問題だけではなく、構造スリットの未施工問題もあります。
これは、六番館だけでなく、ベルヴィ香椎全館に関する問題です。しかし、今六番館だけでクローズアップされている支持層への杭の未達だけを対応し、構造スリットの問題は無いものとして、問題が全館に及ばないように、六番館だけの問題で終わらせようとする節があるみたいです。もし全館に構造スリットの未施工問題が及んだ場合には、パークシティLaLa横浜のように全館建替えになってしまう恐れがあり、数百億円がかかってしまうため、何とか六番館だけで収束させたいのかもしれません。
これからも、販売会社の今後の対応を追い続けていきたいと思います。
このマンションの構造設計者である仲盛昭二氏は、その後もインタビューを受けていますので、その内容の記事のURLを掲載しますので、是非お読みいただければと思います。
傾斜のマンションで匿名文書が配布される!(1)
傾斜のマンションで匿名文書が配布される!(2)
傾斜のマンションで匿名文書が配布される!(3)
傾斜のマンションで匿名文書が配布される!(4)